»
参加者
「参加者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参加者の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
列の練習時間もうっかり忘れたのであろうと、豹一は思ったのである。何れにしても、不
参加者が一人増えたわけだと喜んでいると、野崎は、 「俺は色が黒いやろ。しゃから、....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
せんし、万一そんなことにでもなったら、実際、何と言っていいか……」 「そのうち、
参加者の名前もわかるでしょうが、家族の方たちのお気持ちはどんなでしょう。」 「実....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
ず生い繁った雑樹雑草を刈り取って運び出すところから仕事を始めた。数回に及ぶ測量の
参加者は北海道曹達会社の有志で次の人々であった。 ――山田秀三、国分恒次、水落....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
この組織により十二月から着々研究プログラムを定めて研究活動に入ったのである。
参加者毎会三十乃至四十名、会場は初めは如水会館、学士会館を使用したが、経費の関係....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
から離れることを許されない、ということを意味する。彼は階級闘争における闘士であり
参加者である。彼の芸術は徹頭徹尾能動的であり活動的である。 右は、一九三〇年....
「政治と作家の現実」より 著者:宮本百合子
を示してきた日本を、別のものにしようとしている。東洋における民主化の推進者、その
参加者、平和の確保力の一つとしてあらせようとしている。これが日本の社会の発展的な....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
こもっていたことはなかった。これからも閉じこもらない。我々は社会主義建設の直接な
参加者になりたい。我々の創作が党の手によって我等の敵に対する武器となることを希う....
「恐怖の季節」より 著者:三好十郎
手紙には親切な言葉が書いてありました。同時に「君が参加してくれないと、演劇関係の
参加者がまとまらないから」というコッケイな言葉も書いてありました。私は、その親切....
「源氏物語」より 著者:紫式部
り、御子息であったから列席するのがむろんで、そのために左右の近衛府の中将に競技の
参加者が多くなり、小弓という定めであったが、大弓の巧者な人も来ていたために、呼び....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
行脚から、両三日前、密かに、帰邸しておられたそうだから」 かかるうちに、追々、
参加者はふえていた。 ――顔ぶれを見ると。 尹ノ師賢、四条|隆資、洞院ノ実世....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
情はそれをゆるさない。 去年の笠置、赤坂の合戦へは、この伊賀からも、たくさんな
参加者があったし、以後も宮方と鎌倉方とが、暗黙裡に、ねめあっている現状なのだ。 ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
うと思われる。 だが、義貞の腹づもりにしてみると、 「それにしては?」 と、
参加者の数になお不足だったに相違ない。そして、武蔵野一帯から、多摩、秩父の山波に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
とは勇みを競ッて、加速度に流れは早くなっていた。 また、辻々へかかるたび、その
参加者も激増していた。――すでに伊豆守重房と須賀左衛門とが、ふれ廻っていたことな....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
け近いぞ」 まだまっ暗だが、玄海の沖には、旭日の微光が映し、そしてこの頃からの
参加者だった。 「足利どのの御一勢と見たてまつる。それがしどもは」 と、道に会....