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参堂
「参堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
くらいである。それに較《くら》べるとこの年始状は例外にも世間的である。
「一寸
参堂仕り度《たく》候えども、大兄の消極主義に反して、出来得る限り積極的方針を以《....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
祇園の歌蝶は憲政芸妓として知られ、選挙違反ですこしの間|罪《つみ》せられ、禅門に
参堂し、富菊は本願寺|句仏上人《くぶつしょうにん》を得度《とくど》して美女の名が....
「武州喜多院」より 著者:中里介山
ろうと思っているうちに、東京帰りの円タクが舞い込んで来たから談じこんで五十銭で阿
参堂まで飛ばして帰りついたのが午後の五時であった。....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
たりになった名誉のお役、どうぞおかまいなくお運びくださるよう――さて、今日拙者が
参堂いたしましたる用と申しまするは……」
「いや、それもズンと承知。造営奉行の籤....
「魔像」より 著者:林不忘
……矢文、矢のさきに手紙が挾《はさ》んである。開いてみると「明夜、残余の首頂戴に
参堂、御用意あれ」――何とも不気味な、人を食った文言《もんごん》である。 次ぎ....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
を、正視していたが、考えを決めたものとみえ、 「よろしゅうござる。お招きに甘えて
参堂いたそう。して、日は」 「おさしつかえなくば、今夕にでも」 「亘殿のおやしき....