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参殿
「参殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
参殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
になってもおからだは平常のようでなかった。 兄君の兵部卿の宮とか中宮大夫などが
参殿し、祈りの僧を迎えようなどと言われているのを源氏は苦しく聞いていたのである。....
「源氏物語」より 著者:紫式部
分が彼を見ては平静で心がありえなくなるかもしれぬと院はお思いになって、もう幾月も
参殿しない人を、なぜかとお尋ねになることもないのである。ただの人たちは衛門督が病....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
ない男だが、ウマがあうというのか、公子にはすっかりうちこんで、口実をつくっては、
参殿の行き帰りに四条の公子の家の前に車をとめた。そういう事情から、泰文の気持が浮....
「三国志」より 著者:吉川英治
たします」 「時節を待て。それも長いこととはいわぬ――また、今日は老賊に従って、
参殿の供につき、わずかな隙をうかがってここへ来たのだから、もし老賊が退出してくる....