又の日[語句情報] » 又の日

「又の日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

又の日の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
に気がつかないらしかった。 「では、かさねて参ります。かならずお逢いくだりませ」又の日を約束して、玉藻は阿闍梨の前を退がった。兼輔も一緒に立った。阿闍梨は縁まで....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
雀が鳴きはじめる。チ、チ、チ、ドウやら雲雀が鳴いた様だと思うと、翌日は聞こえず、又の日いと明瞭に鳴き出す。あゝ雲雀が鳴いて居る。例令遠山は雪であろうとも、武蔵野....
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
冷たい微笑で眺めて、 「ですが、浪路さまが、もし御気分がお冴《さ》えにならねば、又の日にいたしましても――」 「いいえいいえ」 と、彼女は、美しくかぶりを振る....