又無い[語句情報] » 又無い

「又無い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

又無いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
夜《ゆうべ》の夢の御姿《おんすがた》、 白いお髪《ぐし》の御方《おんかた》を、又無いものと慕《しと》うては、 淋しく暮す身の上を、誰かあわれと思おうか。 ....
思想としての文学」より 著者:戸坂潤
ている独自の実体があるのか。 横光にはそういう単純(?)な実体などはないのだ。又無いのが当り前なのだ。もしあったとしたら読者は感激したり興奮したりしなければな....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
んだん遠くなって行くことで、それは丁度、あのうたた寝の気持――正気のあるような、又無いような、何んとも言えぬうつらうつらした気分なのでございます。傍からのぞけば....
範疇としての空間に就いて」より 著者:戸坂潤
ない。ただ多くの所謂範疇論がとった様々の形の基に、或る一定の「条件」があり或いは又無いということだけを取り出して見ることが出来るならば、充分である。 吾々は事....