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双眼鏡
「双眼鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
双眼鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浅草公園」より 著者:芥川竜之介
金《めがね》屋の店の飾り窓。近眼鏡《きんがんきょう》、遠眼鏡《えんがんきょう》、
双眼鏡《そうがんきょう》、廓大鏡《かくだいきょう》、顕微鏡《けんびきょう》、塵除....
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
るがわるすることにした。はじめはサムが艇長で、ぼくが見張番をやった。 見張番は
双眼鏡で、水平線三百六十度をぐるっと見まわして、近づく船があるかと気をつけるのだ....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ます」 「どうだ、お前の家の辺は、見えるかね」 中佐は、胸にかけていたプリズム
双眼鏡を外して、曹長の方へ、さし出した。 「はッ」曹長は、一礼してそれを受けとる....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
。敵機の燃料タンクか、味方の戦闘機かとひやひやする。わからず、そのうちに見ている
双眼鏡の中に一機もえて真紅になっておちるのがある。前見た戦闘機かとひやっとしたが....
「海底大陸」より 著者:海野十三
てくるんだ。船にのりつけないじぶんの気まぐれかしら」 スミス警部は、首にかけた
双眼鏡のつり革をいじりながら、ひとりごとをいった。 そのとき、タラップを当直の....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
わてるのははずかしい。よろしい。あれはなんだか正体を見やぶってやろう) 彼は、
双眼鏡《そうがんきょう》をとりあげ、光る怪塔へぴったりとつけた。 正吉とキンち....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
りと見えた。そしてその三人の人影が、ものものしい宇宙服に身をかためていることも、
双眼鏡でのぞいた人々の目にはうつった。 よくばり事務長 「ものものしいかっ....
「恐竜島」より 著者:海野十三
していますからねえ」 「その島の形じゃが、わしにはよく見えんでのう。これは八倍の
双眼鏡《そうがんきょう》だがね」 「見えないことはありませんよ。しばらくじっと見....
「火星探険」より 著者:海野十三
った。 山木は、鋼鉄の梁《はり》の上によじのぼり、そこに据えつけてあった大きな
双眼鏡にかじりついて、外を見ている。 「……あと一万三千メートル。艇はすこし西へ....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
の行進で、ざくざくと、こっちへ向かってくるのであった。 博士は、車を停めると、
双眼鏡をとりだして、新手の人造人間部隊をじっと睨んでいたが、 「おお、うしろに、....
「大使館の始末機関」より 著者:海野十三
わが部下の話では、その突撃隊の毒蛇が、金博士の腕と足とにきりきりと巻きついたのを
双眼鏡でもって確めたというとるですが、博士は別に痛そうな顔もせず、銅像のように厳....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
なしとの無電報告が、二号艇からもやってきた。 左倉少佐は大満悦に見うけられる。
双眼鏡から目を放すと、室内へはいって来て、 「おい、通信長。テレビジョンをのぞか....
「火薬船」より 著者:海野十三
は、望遠鏡片手に、大声でどなる。 艦橋には、艦長の姿があらわれた。そしてこれも
双眼鏡をぴたりと両眼につけ、蒼茫とくれゆく海面に黒煙をうしろにながくひきながら、....
「怪塔王」より 著者:海野十三
なにか怪しいことがあるの」 「さあ、それは今は何ともいえない。そうだ一彦君ここに
双眼鏡があるから、これであの塔を見てごらん」 帆村おじさんは、ポケットから、妙....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
だまだ飛行島は、はるか二十キロの彼方だ。 士官候補生は、艦橋に鈴なりとなって、
双眼鏡を眼にあてている。 「あれが飛行島か。なるほど奇怪な形をしているわい」 「....