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「反撃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

反撃の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
予報省告示」より 著者:海野十三
の戦争中の不便不利を忍んで、これらの俘囚の奪還が試みられた。しかし相手は巨大なる反撃力を有し、而もわれらの知識に全然なき武器を有して居て、奪還は不成功に終った。....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ェン案に比して甚だしく東方に移り、その右翼はパリにも達せず、敵のパリ方面よりする反撃に遇うともろくも敗れて後退のやむなきに至り、遂に持久戦争となりました。この点....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
うさま」とよろこばれる。 ◯ドイツ軍、各地にてどんどん降服中。 ◯沖縄にて、わが反撃きつし。タラカン島へ上陸せし敵増強中。 ◯今日はB29が約二百機近く来襲し、....
食魔」より 著者:岡本かの子
相槌を打つ苦々しさ。 鼈四郎は肺腑を衝かれながら、しかしもう一度|執拗に夫人へ反撃を密謀した。まだ五六日この古都に滞在して春のゆく方を見巡って帰るという夫妻を....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
「なに、儂が知らんかって※ いや、お互いに洒落は止めにしましょう」レヴェズ氏は反撃を喰ったように狼狽えたが、その時、不遜をきわめていたクリヴォフ夫人の態度に、....
桶狭間合戦」より 著者:菊池寛
下の守兵は、猛烈に防ぎ戦った。正親、政忠|殪れ、光則まで傷ついたと云うから、その反撃のほどが察せられる。大将達がそんな風になったので士卒等は、忽ちにためらって退....
島原の乱」より 著者:菊池寛
動が大きくなるのを眺めているだけだった。 島原城から繰出した討手の軍勢も散々に反撃を受けて、早々に退き籠城しなければならなかった。宗徒勢は城下の民家社寺を焼き....
超人間X号」より 著者:海野十三
いなのに、そんなことでは、どうするんだ」 そして、博士のことばのとおり、X号の反撃は、またたくうちにはじまったのである。 X号反撃 その時、扉のそばに立って....
怪塔王」より 著者:海野十三
撃や爆撃や雷撃でもって攻めて来られるのでありましたら、わが艦隊においてこっぴどく反撃する自信があるのですが、世界にめずらしい磁力砲などをもって来られたのでは、鋼....
空襲警報」より 著者:海野十三
一致せられて、防護に警備に、はたまたその業につくされ、もって暴戻なる外国S国軍の反撃に奮励していただきたい。昭和十×年七月二十五日。東部防衛司令官陸軍中将香取龍....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
思議がっている。 しかしまた鶴見はそれを恐れもした。こんな時に景彦がやってきて反撃するかも知れぬということを恐れたのである。不思議不思議と言い募ってみても、そ....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、若者と冒険家たちのために開けたのである。ドレイク将軍の首唱に従って、スペインを反撃することが決議された。コルンナを攻略し、リスボンを占領して、ポルトガルをフィ....
透明人間」より 著者:ウェルズハーバート・ジョージ
だに追いつめたのである。 そこで執事ウィックスティード氏は、鉄棒の化けものの猛反撃をくった。ただ、残酷としか言いようのない、無残な殺されようであった。頭はたた....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の考えを見るに大切な著書である。そのほか『六百番歌合』判詞の如きは、顕昭のひどい反撃をうけたもので、その方は『顕昭陳状』という名でのこっており、両者あわせて見る....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
せる場合に於ても軽挙追撃して隊伍を紊る時は、敗者のなお所有する集結せる兵力のため反撃せらるる危険甚大で、追撃は通常行なわれず、徹底的な戦捷の効果は求め難かった。....