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収得
「収得〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
収得の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
り放されたプラトニック・ラヴともなり、又かかる関係の中に、人類が思いもかけぬよき
収得をする場合もないではない。私はかかる現象の出現をも十分に許すことが出来る。然....
「労働者農民の国家とブルジョア地主の国家」より 著者:宮本百合子
おいて選挙権、被選挙権を与えられぬものは左のような人々である。 (イ) 利潤を
収得する目的をもって他人を雇傭する者。 (ロ) 資本の利子、企業又は土地の所有等....
「三面一体の生活へ」より 著者:与謝野晶子
た同時に男爵|後藤新平氏の私有財産は二千万円に達している、それは後藤氏の労働から
収得した正当な報酬であるかと詰問されております。これらの事件が欧米の社会で公言さ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て見に行こうとはしなかったが、かりそめにも自分の主となった船の中で、二個の生命を
収得し得たことを満足としないわけではない。お角さんとしては、実際に立会って、つぶ....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
あって、その代替りの礼などにはこの鱸持参でやって来る。 三条西家はこれらの物を
収得するばかりでなく、当時荘園一般の例として、その所領から人夫を徴発した。人夫を....
「道化役」より 著者:豊島与志雄
右のようなことしか書いてない。然し村尾はくり返し云った。「僕はその金を、拾い物を
収得して利用するような気持で使った。そうすることが、信子に対する自分の道化た態度....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
する人々の一人である。ディーニュの司教、一万五千フランの定収入、一万フランの臨時
収得、合計二万五千フラン。多くの膳部《ぜんぶ》があり、多くの従僕があり、美食を取....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
獲得の困難に比例して増加するであろうということを、証明した。吾々はまた、労働者の
収得する価値は食物の高い価値によって増加されるであろうけれども、彼れの真実の分前....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
が生じたのである。新耕地の開墾または旧耕地の改良に投ぜられた資本は、必ずや十分の
収得を齎らしたに違いないのであり、さもなければ、一般利潤率があのようであった際に....