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叔斉
「叔斉〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
叔斉の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
敵の汚名を取ってしまった。 祖先が、水戸黄門光圀の兄の頼重で、光圀が後年|伯夷
叔斉の伝を読み、兄を越えて家を継いだことを後悔し、頼重の子|綱条を養って子とし、....
「竹青」より 著者:太宰治
何につけても洞庭一日の幸福な生活が燃えるほど劇しく懐慕せられるのである。 伯夷
叔斉は旧悪を念わず、怨是を用いて希なり。わが魚容君もまた、君子の道に志している高....
「食糧騒動について」より 著者:与謝野晶子
非常手段を取ろうとします。みすみす一つの活路があるのに、それを知らぬふりして伯夷
叔斉を学ぶ者は殆ど今の時代になかろうと思います。 富山県の片田舎に住む漁民の妻....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
ゅうおう》を伐《う》たんと出征したとき、民みな武王《ぶおう》の意を迎えたが、伯夷
叔斉《はくいしゅくせい》のみは独立行動に出《い》でて、武王《ぶおう》の馬を叩《た....
「真の愛国心」より 著者:新渡戸稲造
なるものとするは憂国でもなければ愛国でもないと僕は信じている。 西洋にも現在伯夷
叔斉あり 僕は右に挙《あ》げた二の例に接した時、直《ただち》に心に浮んだことは....
「教育の目的」より 著者:新渡戸稲造
意味であろう。してみると屈原よりも、漁父の方に達見がある。またかの伯夷《はくい》
叔斉《しゅくせい》は、天下が周の世となるや、首陽山に隠れ、蕨《わらび》を採って食....
「三国志」より 著者:吉川英治
――後、殷の紂王、悪虐のかぎりを尽し、ついに武王立って、これを伐つも、なお伯夷、
叔斉は馬をひかえて諫めておる。見ずや、曹操のごときは、累代の君家に、何の勲だにな....