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取りっこ
「取りっこ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取りっこの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ててその魚を拾おうとする。こうなっちゃあ鷺も降りて来ることは出来ない。人間同士の
取りっこです。 年上だけに女の児が素早く拾ったのを、男の児がまた取ろうとする。....
「千世子(三)」より 著者:宮本百合子
様な事もあった。 女中も面白半分に鳩には親切にした。椿の花の下でしきりに羽虫を
取りっこして居る二つの白いかたまりを見ながら日あたりのいい南の縁に足を投げ出して....