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取成
「取成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取成の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
ろ昆布《こんぶ》の味噌汁《みそしる》とで膳《ぜん》を出した、物の言振《いいぶり》
取成《とりなし》なんど、いかにも、上人《しょうにん》とは別懇《べっこん》の間と見....
「乱世」より 著者:菊池寛
めてしまった。 藩老たちは、同夜左のごとき、一書を尾州藩へ送って、朝廷へ帰順の
取成しを、嘆願したのである。 今般大阪表の始末|柄、在所表へ相聞え、深奉恐入候に....
「昭和十五年度の文学様相」より 著者:宮本百合子
く概念的に一方的に下される過去の文学への批判の性質を噛みわけて文学の問題として摂
取成長してゆくより先、作家というものの文化的存在の可能不可能、ひいてはたつきの問....
「霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
を為ません。幾ら夫につらくされても更に気にも止めず、却って夫の不始末をお父さんに
取成し、 くの「私はもとは此の家へ機織に雇われた奉公人を、斯うやって若旦那に添わ....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
を着用して書院の下の間まで出られて、上の間に通った堅田総督に対し朝廷向よろしくお
取成《とりなし》下されたいとの挨拶をせられた。総督からも何とか口を聞いたであろう....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
修撰のことから延《ひ》いて、宗祇と宮廷との関係を生じたのは、これはひとえに実隆の
取成しによったもののようだ。明応四年修撰に関して兼載との葛藤のあった際に、親王家....