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「取換える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

取換えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
母師友の恩義を忘れて個人主義、唯物主義的な権利義務の思想に走ること行燈とラムプを取換えるが如く、琴、三味線、長唄、浄瑠璃を蹴飛ばしてピアノ、バイオリン、風琴、オ....
」より 著者:豊島与志雄
かりすれば、蓮の方が肥料の毒気に窒息させられるかも知れない。と云って、今更泥土を取換えるのは、夏の盛時に猶更危険である。私は悲しい気持で、ぼんやり蓮鉢を見守るの....
青春論」より 著者:坂口安吾
来て、僕の家へ病臥し、一ヶ月に一度ぐらいずつギブスを取換えに病院へ行く。ギブスを取換える頃になると、膿の臭気が家中に漂って、やりきれなかったものである。傷口は下....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
働のより大なる分量である。』(註)前章句において、吾々がこういう真実価格の定義と取換えると仮定すれば、それはこういう風にはならないであろうか?――すなわち『それ....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
の妻を忘れた新らしい婢妾は権妻と称されて紳士の一資格となり、権妻を度々取換えれば取換えるほど人に羨まれもしたし自らも誇りとした。 こういう道義的アナーキズム時....
食道楽」より 著者:村井弦斎
が溜《た》まったり油が切れたりして直《じ》きに機械が壊れてしまう。機械は壊れても取換える事が出来るけれども私たちばかりは掛《かけ》がえがない。随分心細いものさ」....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
付け出して買って来ると、其品を寺へ持帰ってほかの小僧を欺かして売るとかほかの物と取換えるです。 そういう風で誰もが商売をする。ただ商売をしないのはいわゆる不具....