» 取決

「取決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

取決の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海底都市」より 著者:海野十三
……」 「それにわしは、折入って君に相談したいことがあるんじゃ。それも早くそれを取決めたいんだ。だからぜひ行ってくれ」 いつになくカビ博士が下手から出て、僕に....
恨みの蠑螺」より 著者:岡本綺堂
けた。そして、どうにかこうにか本人のお安を説き伏せて、二十両の裸代を支払うことに取決めた。 甚五郎も満足して万事の手筈を定め、お安は藤沢の叔母が病気だという口....
あらくれ」より 著者:徳田秋声
って置きながら、そんな物をくれるなんて、厭だね」 お島は養父母が、すっかり作に取決めていることを感づいてから、仕事も手につかないほど不快を感じて来た。おとらは....
南国太平記」より 著者:直木三十五
、眼の色に輝いていた。 「御心中は、某も、同様――」 「時日、場所共、存分に、御取決めを願いたい。某は、只今即刻にても、苦しゅうござらぬが――」 月丸は、小太....
弟子」より 著者:中島敦
との間にも差別を立てないのか。正とか邪とかは畢竟《ひっきょう》人間の間だけの仮の取決《とりきめ》に過ぎないのか? 子路がこの問題で孔子の所へ聞きに行くと、いつも....