取結ぶ[語句情報] »
取結ぶ
「取結ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取結ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
する」 「でも、先生。われらのやり方一つで、その新しいコロンブスと平和的な交際を
取結ぶことが出来るんではないかと思うんですがね」 「それはねえ水戸君。それは希望....
「連環記」より 著者:幸田露伴
とこしえに麗わしくして四海波穏やかなる時には、鬚眉の男子皆御前に平伏して御機嫌を
取結ぶので、朽木形の几帳の前には十二一重の御めし、何やら知らぬびらしゃらした御な....
「唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
、……今度は(浮世はなれて奥山ずまい、恋もりん気も忘れていたが、)……で御機嫌を
取結ぶと、それよりか、やっぱり、先の(やがて嬉しく溶けて流れて合うのじゃわいな)....
「南島譚」より 著者:中島敦
尚舞踊台迄も作るということは並々ならぬ経済上の無理を伴うものだったが、妻の機嫌を
取結ぶためには何とも仕方が無かった。彼はなけなしの珠貨《ウドウド》を残らず携えて....