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取縄
「取縄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
取縄の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
しめるほどの権威が、先方に備わっていると見なければなりません。つまり、あれは十手
取縄をあずかるお役人なんだ。その途端、何と思ったか、けったいな野郎は、背中のしこ....
「染吉の朱盆」より 著者:国枝史郎
纏というやつである。そうして口調は伝法だ。だが、もし主人の眼が利いて、その懐中に
取縄があり、朱総の十手があると知ったら、丁寧な物いいをしただろう。まして岡八と感....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
! 方角は?」 「あの方角で! 霊岸島!」 「うむ」と云うと岡引の松吉は、十手と
取縄とを懐中へ蔵い、 「霊岸島には用がある。おいお菰さん、一緒に行こう」 「へい....