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受戒
「受戒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
受戒の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
るる事すらよも出来まい。されば仏力《ぶつりき》の奇特《きどく》を見て、その方こそ
受戒致してよかろう。」と、大獅子孔《だいししく》を浴せかけ、たちまち印《いん》を....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
これ不能女人にあらざるや、女根上に毛ありや〉と、これかかる者を完全な人間と見ず、
受戒を聴《ゆる》さぬ定めだったのだ。この辺でもかかる女を不吉とし、殊に農家は不毛....
「水の女」より 著者:折口信夫
おかた同じころから物忌み生活に入る。成年戒を今年授かろうとする者どもはもとより、
受戒者もおなじく禁欲生活を長く経なければならぬ。霖雨の候の謹身であるから「ながめ....
「一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
禅師となって、つい先の日|遷化《せんげ》された日置黙仙《へきもくせん》師について
受戒し参禅していたが、女将もその悟道の友であった。ものものしくも、いしくも思いつ....
「法然行伝」より 著者:中里介山
瑞がある。 建仁二年の三月十六日、法然が語って云う。 「慈眼房はわしにとっては
受戒の師範である上に衣食住のこと皆|悉《ことごと》くこの聖《ひじり》に扶持をして....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
に鎌倉時代においても散所参加の記録がある。『光台院御室伝』建永元年十月二十六日御
受戒の行列を書いた中に、 殿上人廿人、房官九人、非職五人、有職十六人、中童子八人....