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叛臣
「叛臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
叛臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
六年のことである。三代の祖先信昌公には、板垣三郎、下山五郎、この二人を先陣として
叛臣跡部景家を夕狩沢にお征めなされた。この時景家は我が家の重宝楯無しの鎧を預かっ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
あろう」と言った。 唐の昭宗皇帝は英主であったが、晩唐の国勢振わず、この洛陽で
叛臣|朱全忠のために弑せられたのである。(同上) 我来也 京城の繁華の地....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
防ぐための祈祷に外ならぬのである。 こうした民族心理は、変死を遂げた者、または
叛臣や逆徒等の兇暴性を帯びた者の屍体を埋葬するに、さらに一段の惨酷を加えたことは....
「三国志」より 著者:吉川英治
と化し、孔明すでにあらずと聞えたら、成都の危うきは、累卵のごときものがある。内に
叛臣あらわれ、外に魏呉の兵を迎え、どうして亡びずにいられるものではない。前途も多....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
をうたっている。家の名をはずかしめずともいっている。また彼の思想からも元々、逆賊
叛臣が本懐ではない。やぶれは時の運と観じ去っても、それだけはなにか拭いきれぬよう....