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「叢書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

叢書の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
出世」より 著者:菊池寛
をやってみようと思った。彼は、友人の紹介で、ある書店から出版されている「西洋美術叢書」の一巻を翻訳させてもらうことにした。それは、ガードナーという人の書いた「希....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
の震災でみな灰となってしまった。 そういう時代に、博文館から日本文字全書、温知叢書、帝国文庫などの翻刻物を出してくれたのは、われわれに取って一種の福音であった....
獄中記」より 著者:大杉栄
されて発売禁止になった。堺と僕とは当時堺の編集で『平民科学』という題で出していた叢書を翻訳していた。山川もやはりそれをやっていた。 そしてちょうどこの翻訳が一....
獄中消息」より 著者:大杉栄
合本にて送ってくれ。もしこれがなかったら、ハイネの作を全部。それから『吝嗇爺』の叢書の中にドイツ文学の仏訳のものがある。その中のゲーテとシルレルとの二人の作を全....
潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
まで綴りつづけていきたいのである。 「ホホウ、『ニーベルンゲン譚詩』――世界古典叢書だな。これはラスベルグ稿本の逐字訳で、英訳の中では一番価値の高いものなんだが....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
見をしたようにいうので、ファラデーは面会して、話をきいた。やがて書棚にあるリーの叢書の一冊をとって、 「君の発見はこの本に出てはいないか。調べたのかね。」 「い....
迷信解」より 著者:井上円了
もしその参考には、『妖怪早わかり』『妖怪百談』『妖怪学講義』『妖怪学雑誌』『妖怪叢書』等を見るべし。 明治三十七年七月講述者誌 『国定小学修身書』を案ずるに....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
五、六冊を出して見せた。それは銀座の歌舞伎新報社から出版された河竹黙阿弥の脚本|叢書のようなもので、かの「仲光」や「四千両」や「加賀鳶」などの正本であった。わた....
読書雑感」より 著者:岡本綺堂
の震災でみな灰となってしまった。 そういう時代に、博文館から日本文学全書、温知叢書、帝国文庫等の飜刻物を出してくれたのは、我々に取って一種の福音であった。勿論....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
るも慵くてただおもひくづをれてのみくらす、誠にはかなきことにこそあれ。」 「反訳叢書は本月うちに発兌せんといひしを如何にせしやらん、今においてその事なし、この雑....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
えたる風の音かな その家集『草根集』十五巻は、多く写本で伝わっているが、『丹鶴叢書』に入れられている故、それを見られるとよい。その歌については『思想』(昭和二....
春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
金沢研究家で、金沢柵や後三年の役に関係した史料を集めて、『金沢史叢』という大部の叢書をまでも編輯しておられるお方だ。昨年深沢君のお宅が焼けたので、同君はその思い....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
ヴェンについて発表した最初の作品である。これはシャルル・ペギーが編集していた定期叢書カイエ・ド・ラ・カンゼーヌの第一巻として一九〇三年に初めて世に出た。この論文....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
れている。ただこの頃既にこの文字が少からず用いられていた事は、黒川春村翁の「池底叢書要目」中に引用された貞治四年の「師茂記」にもあるので察せられる。おそらくその....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
研究盛んとなり鎖鑰、基線、作戦線等はこの頃に生れた名称であり、軍事学の書籍がある叢書の中の数学の部門に収めらるるに至った。 ハインリヒ・フォン・ビューローは「....