口が軽い[語句情報] » 口が軽い

「口が軽い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

口が軽いの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
土曜夫人」より 著者:織田作之助
。パイを捨てる手拍子につれて、ひょいとすべった言葉だが、どだいおれは弁士時代から口が軽いと来てやがる。 銀ちゃんは毛虫を噛んだような顔で、しお垂れていた。 ....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
手つきをして月を仰ぐ)曇り、後晴れ。ああ、好い月じゃなあ。(自分へ)これ、外道、口が軽いぞ。(おのが口を抓《つね》って、蜻蛉返《とんぼがえ》りを打つ) 成吉思汗....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
》と過ぎて行く。 「まだ、烏が飛んでいるよ、暢気《のんき》な烏だねえ」 お杉は口が軽い、歩きながらも何か言ってみねば納まらない性質《たち》であった。 「あの烏....
源氏物語」より 著者:紫式部
と言っておきましたが、どこまで命令は守られることかあてにはならない。供の者などは口が軽いものですからね。だからいいではありませんか、一人で来ていられるのはかえっ....
影のない犯人」より 著者:坂口安吾
る。狂六は頭をかきながら、 「しかし、ねえ。オレのせいにするけどさ。それはオレは口が軽いし、変なことを口走るヘキがあるのも事実かも知れないけど、アンタ方もちかご....