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口を割る
「口を割る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口を割るの前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ってえだんなじゃござんせんか。どういうホシをつけなすったかしらねえが、割らなきゃ
口を割るように、早いところ締めあげておしまいなせえよ」 「だめだよ」 「ちぇっ、....
「山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
考えた。何とかして女の旦那を探し出す工夫は無いか。下宿の親仁は遊び人だから滅多に
口を割る気遣いが無いし、ドク・リン氏だって知らないにきまっている。身のまわりのも....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
は少くとも五月一日まではやす子が生きていても大丈夫と考えていた筈だ。当分やす子は
口を割るまいと信じていた。それが急に昨夜あわてたのだ。彼女に対する犯人の自信がぐ....
「斜坑」より 著者:夢野久作
じゃなかろう。親代りの俺が付いとるけに心配すんな」 とか何とか喚き立てながら、
口を割るようにして、日陽臭いなおし酒を含ませたので、福太郎は見る見る顔が破裂しそ....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
わけではなし、また誰にしたところで、横取りはできないはずだ。……結局お前さんが、
口を割ることになるのさ。……」 「ち、ちっ! そうまで言われちゃ、もう我慢がなら....