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口上書
「口上書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口上書の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
に候につき、右御心得をもっておきき取り下さるべく候。」 最初の米国領事ハリスの
口上書をここにすこし引き合いに出したい。極東に市場を開かせに来たアメリカの代表者....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
誰よりも驚いたのは、当の丹波とお蓮様、左京の三人――その結城左京の手にしている
口上書の紙が、恐怖にカサカサと鳴るのが、聞こえる。 ピンの落ちる音も、大きな波....
「海神に祈る」より 著者:田中貢太郎
走らせ、それを封筒に容れて表に津寺方丈御房と書き、そして、それを硯の下へ敷いた。
口上書を以て残候事 港八九は成就に至候得共前度殊の外入口|六ヶ敷候に付|増夫入而....
「四十八人目」より 著者:森田草平
合せ申す儀も、冷光院殿この上の御外聞と存ずることに候。死後御見分のため遺しおき候
口上書一通写し進じ候。いずれも忠信の者どもに候間、御回向をも成下べく候。その場に....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
米三百俵。扱いは、岩間六兵衛。取次は坂崎内膳。いまその時に、彼が君侯にさし出した
口上書なるものが遺っているが、それを見ても、相互、軽々しい約ではない。 武蔵自....