口疾[語句情報] »
口疾
「口疾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口疾の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
留ッた光景《けはい》で「お待遠うさま」という声が聞えた。お勢は返答をせず、只何か
口疾《くちばや》に囁《ささや》いた様子で、忍音《しのびね》に笑う声が漏れて聞える....
「雪の宿り」より 著者:神西清
ます。わたくしが何と申上げる言葉もないままでおりますと、松王様は尚もつづけて、お
口疾にあとからあとから溢れるように、さながら憑物のついた人のようにお話しかけにな....