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口蓋
「口蓋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口蓋の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
に大清算を決行して上下の入れ歯をこしらえたのが四十余歳のころであった。上あごの硬
口蓋《こうこうがい》前半をぴったりふたをしてしまった心持ちはなんとも言えない不愉....
「豆潜水艇の行方」より 著者:海野十三
士は、深度計のまえに腕組をして、うーむと呻りました。一体、どうしたわけでしょう。
口蓋開き方 「じょうだんじゃない。この潜水艇は、推進器がからまわりをしているぞ」....
「随筆難」より 著者:寺田寅彦
をしてくれる人は存外きわめて稀である。 つい先達て「歯」のことを書いた中に「硬
口蓋」のことを思い違えて「軟
口蓋」としてあったのを手紙で注意してくれた人があった....
「喫煙四十年」より 著者:寺田寅彦
うもの、これは明らかに純粋な味覚でもなく、そうかと云って普通の嗅覚でもない。舌や
口蓋や鼻腔粘膜などよりももっと奥の方の咽喉の感覚で謂わば煙覚とでも名づくべきもの....
「赤格子九郎右衛門」より 著者:国枝史郎
人達が立ち止まった程です。一体「か」という此音は喉的破裂の音と云って舌の後部を軟
口蓋に接し一気に破裂させる鋭い音ですが不思議のことには剣道の方では殆ど此音を用い....
「人魚謎お岩殺し」より 著者:小栗虫太郎
には、それが得意の、腹話術ではないかと疑われてくる。しかし腹話術には、咽喉変飾、
口蓋消音という二大要素があって、口を押えられた彼に、どうして出来よう道理がないで....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
。 いつ、どうして斬ったのか、唇にも歯にもふれず、左頬の内がわから、斜めうえに
口蓋《こうがい》のほうへ、浅く斬れている。切尖《きっさき》がふれたわけではない。....
「熟語本位英和中辞典」より 著者:斎藤秀三郎
Y(ワイ)
口蓋音子音字の一。また母音としては概して“i”と音を同じうし、また二重母音(ay....