口試[語句情報] »
口試
「口試〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
口試の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
し少年の魂に命じて、すなわちその酒を客僧に勧め飲ましむる夢を見させたわ。(ただ一
口試みられよ、爽な涼しい芳しい酒の味がする、)と云うに因って、客僧、御身はなおさ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
」 関守氏は柄杓《ひしゃく》を取って、うがいをして、呑みたくもない水をグッと一
口試みてから、 「で、走餅というのは、もうこの辺にございませんか」 「ええ、もう....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
と五人の村民が同罪に坐す仕組みである。仮照を持って第二関へ行くと、西蔵語の書試と
口試を経て、清国駐蔵大臣の直轄する第三関へ送られる。清国人に扮装して入ってきたも....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
はばか》る所あり「それでは少々戴きましょう、餅は沢山ですから汁だけでも」と一口二
口試みけるが舌|打鳴《うちな》らし「これは美味《うま》い、実に美味い、炒ってある....