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古作
「古作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古作の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
材料をこの簡牘に取ったものである。宛名の※堂は桑原氏、名は正瑞、字は公圭、通称を
古作といった。駿河国島田駅の素封家で、詩|及書を善くした。玄孫|喜代平さんは島田....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
を詠んだのは、稀有の立場にあったためで、彼の天分のみを以てすれば、あの万葉調の擬
古作品をなしたに過ぎまいということは、私の述べたところですでに感じられたことであ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
が、この無名な楢岡のものは、決してそれらに負けないでありましょう。知らなかったら
古作品かと思われるものさえあります。貧しい安ものを焼く小さな窯でありますが、東北....
「日本民芸館について」より 著者:柳宗悦
す。 陳列されているものは各種の工藝品や絵画彫刻に亘っていますが、その過半数は
古作品です。時代は徳川期のものが多いのです。それ以前のものはなかなか得難いのと、....
「美の国と民芸」より 著者:柳宗悦
という真理。 第三 貴族品の中で美しいものは、大概は素材や手法が未だ単純であった
古作品に多く、したがってそれ等のものは民藝品を美しくしているのと同一の法則の許で....