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古地
「古地〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古地の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
ずたか》きまでに覆う。楯、鎧など、ほどよきところに飾る。正面の壁には、幼稚なる豪
古地図の大いなるを掲げたり。 下手奥に出入口が開き、青い月光の漲《みなぎ》る砂漠....
「魔都」より 著者:久生十蘭
帝は、どこかからその大伏樋を伝って噴水の下まで行かれたものと思われる。……伏樋の
古地図さえあればすぐ判るのだが、それにしても一体今ごろどこに伏樋の口などが明いて....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
の神の神奈備で、神籠石が神奈備の境界石であったろうとの事実は、この石城山の実際と
古地図古文書との対照によって、ますます明らかに証明せられるのである。 石城山の....
「武鑑譜」より 著者:服部之総
たちは知ることが少いであろう。 戦争まえまでは、古書展でもさまで珍しがられず、
古地図などにくらべて値も安かった。銀座の松坂屋まえの露店に、十数年古本をあきなっ....
「望郷」より 著者:服部之総
コタンを「ネモロ持」つまり根室会所支配下の日本領におさめてある。それにしてもこの
古地図がいま何の役に立つというのであろうか? 日本占領を区域したマッカーサー・ラ....
「随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
山伏と後醍醐朝との関係などについて、私の蒙をたすけてくれた。氏が旅行中にあつめた
古地図、郷土史類だが、わけて岡山県の通史上下編は、探していたものだけに、ありがた....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
広く、かつ多く唱えられていた。享保頃の大坂所司代支配下の村々を表わしたと思われる
古地図には、摂津・河内あたりの穢多村をことごとく区別して記してあるが、しかもそれ....
「黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
の駒ヶ岳即ち滝倉谷の上に聳えている二千二米の峰が滝倉岳であることは、越中の古図や
古地誌|乃至郡村誌(内閣文庫|及大学図書館所蔵)の類を見れば、容易に推知されると....