古形[語句情報] »
古形
「古形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古形の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高野聖」より 著者:泉鏡花
かくそで》の外套《がいとう》を着て、白のふらんねるの襟巻《えりまき》をしめ、土耳
古形《トルコがた》の帽《ぼう》を冠《かぶ》り、毛糸の手袋《てぶくろ》を嵌《は》め....
「半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
と、向う側に、革の手鞄と、書もつらしい、袱紗包を上に置いて、腰を掛けていた、土耳
古形の毛帽子を被った、棗色の面長で、髯の白い、黒の紋織の被布で、人がらのいい、茶....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
ナムであるが、山田博士は原文の「南畝」をナモと訓み、「情アラナモ」とした。これは
古形で同じ意味になるが、類聚古集に「南武」とあるので、暫く「情アラナム」に従って....
「家」より 著者:島崎藤村
。尤も級は違いましたが。私が八つばかりの時に東京へ修業に出される……あの頃は土耳
古形のような帽子が流行って、正太さんも房の垂下ったのを冠ったものでサ……あんな時....
「うつす」より 著者:中井正一
年季のこの玉を、たった三百のかたにとって…………」と用うる場合がある。うらかた(
古形)からきたと思われる「かたのよきもの」すなわち仕あわせものを意味するのは特殊....