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「古曲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古曲の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
しまったそれを歯痒《はがゆ》く思っているのです。お銀様という人は、なかなか管絃の古曲を聞き分ける耳は持っているのです。それだのに、その遠音を聞いて、直ちに関山月....
十日の菊」より 著者:永井荷風
と冀《こいねが》ったことである。久しく薗八一中節《そのはちいっちゅうぶし》の如き古曲をのみ喜び聴いていたわたしは、褊狭《へんきょう》なる自家の旧趣味を棄てて後《....
古事記」より 著者:武田祐吉
ばれていたであろう。それらは引き續いて行われていたものもあるであろうし、また既に古曲となつて詞章だけが傳わつていたものもあるかもしれない。古事記は、そういう類の....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
って、例のごとく名古屋文化是々非々談、二時間ばかり。この名古屋には今、平家琵琶の古曲を語る日本でただ二人のうちの一人という※校がいると聞いて慕わしかったが、名物....