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古梅園
「古梅園〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
古梅園の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
髪油でしょうかね」 「次から次へ、よくとんきょう口がきけるやつだな、これが有名な
古梅園の丁子油じゃねえか」 「へへえ、この油が丁子油でござんすか。安い品じゃねえ....
「野分」より 著者:夏目漱石
こびん》を花ながら傾けて、どっと硯の池に落した水である。さかに磨《す》り減らした
古梅園《こばいえん》をしきりに動かすと、じゃりじゃり云う。高柳君は不愉快の眉《ま....
「錯覚数題」より 著者:寺田寅彦
というので、これに依頼して、本場の奈良で詮議してもらったら、さっそく松井元泰編「
古梅園墨談」という本を見つけて送ってくれたので、始めてだいたいの具体的知識に有り....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
たせいか、寺院の立派さを仰ぐのみで、目星しいものは沢山残っておりません。それでも
古梅園の墨の如きは、歴史が続き、よくその声価を保つものの一つであります。毛筆が悦....