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「古裂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

古裂の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
ろうに―― ともあれ金兵衛さんの生活は豪華だったものに違いない。私がもっている古裂《ふるぎ》れに、中巾《ちゅうはば》の絹縮みに唐人が体操をしている図柄の更紗《....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
な技なのに驚きます。 終りにもう一つこの辺の民具として、他にないものの一つに、古裂のみで作った背中当があります。陸前の北と陸中の南とが主な区域のようであります....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
開いてみると、これは一軸の巻物である。軸には花梨の木が用いてあり、表装には金襴の古裂れが使ってあって、何となく秘品の紐を解く気持を抱かせられる。 「何だろ?」 ....