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「句切れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

句切れの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
工場細胞」より 著者:小林多喜二
らなければ、私たちはどうなって行きますか……。 ――あの温しい芳公がな。 一句切れ、一句切れ毎に皆の言葉がはさまった。 ――ねえ、どう? お君は云った。....
不在地主」より 著者:小林多喜二
ない。――お釈迦様はそうおっしゃッていなさる。」 坊さんはそう云う。年寄達は一句切れ、一句切れ毎に、「南無阿弥陀仏」を繰りかえした。 「……その代り、あみだ様....
太十と其犬」より 著者:長塚節
釣ランプの下で白粉をつけた瞽女が二人三味線の調子を揃えて唄って居る。外の三四人が句切れ句切れに囃子を入れて居る。狭い店先には瞽女の膝元近くまで聞手が詰って居る。....
狂歌師赤猪口兵衛」より 著者:夢野久作
禁厭はないかちゅう話から、わしが気休めに書いて遣った、意味も何もない出放題じゃ。句切れ句切れの頭の字を拾い集めると『はしかかるい』となっておるだけの袁許禁厭じゃ....