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召上り物
「召上り物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
召上り物の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「嘘」より 著者:渡辺温
・ストオヴが薔薇色の炎を輝し乍ら盛にたかれているのを見て井深君はホッとした。 「
召上り物は?」 更紗の前かけをかけたひねこびたような女給が、二人がストオヴの傍....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
″\係りの者もあるから、係り役人を粗末にしろと云うのではないが、素より手前は上の
召上り物の御用を達す身の上ではないか、なア」 源「へえ誠にどうも其の、えゝ…何う....
「松と藤芸妓の替紋」より 著者:三遊亭円朝
しい事ねえ」 婆「今お土産を戴いたよ」 美「毎度有難う存じます」 三「何か旦那の
召上り物を何うかお早く」 婆「此処らでは鳥八十さんが早いから、彼処へ往って何か照....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
なものではないですか。もと/\お客は貧乏にきまつたもので、お酒のお代りは、とか、
召上り物は、とか、脅迫しちやいけないのです。自分のふところは十分以上に心得て、何....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
水蜜桃の煮たのを器に入れて、嫂が廊下づたいに病室に入られました。あれが終りの頃の
召上り物でしたろうか。 踊 お兄様が陸軍へお勤めになった初めの頃ですから....