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史前
「史前〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
史前の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
トルをこの節祭ったから起る。思うにこの神の使物が兎で英国(ならびにドイツ等?)有
史前住民の春季大祭に兎を重く崇《あが》めた遺風だろうとコックスが説いた(『民俗学....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
、こういうような想像もできるわけだね」
「うん、できるだろう。それで、その連中の
史前文化のさまを唱《うた》ったのが、とりも直さず孔雀王経ではないかとなるね」
「....
「地球盗難」より 著者:海野十三
耳にも伝わった。 彼はその夏のうちに読破しようと思って持って来たギブソンの「有
史前に於ける生物発生論」という大冊の原書をひきよせて最初からおよそ三分の一の所を....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
をスンカワカン(霊犬すなわち不思議に荷を負う畜)と呼ぶがごとし(一八六二年版『有
史前の人《プレヒストリック・マン》』一巻七二頁)。これ後世までもアリヤ種の言語か....
「火星探険」より 著者:海野十三
物の恐るべき迫害にさらされるのではなかろうか。ちょうどわれら人類の祖先が、かの有
史前において、昼といわず夜といわず、猛獣毒蛇の襲撃にあい、毎日の如く大きい犠牲を....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
広く知られている言語学上の定説であって(インド・ゲルマン語の或いはそれより古い有
史前語の発達が今日の少なくとも各種の欧州語を結果した)、そのように範疇も亦無論歴....
「武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
ず。なるほど有史以前の時代には、東方諸国実に蝦夷の巣窟たりしなるべし。否、ただに
史前時代のみならず、雄略天皇の御事なりと解せらるる倭王武の宋に遣わし給える「国書....