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「史学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

史学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
これは自分より二三年前に、大学の史学科を卒業した本間《ほんま》さんの話である。本間さんが維新史に関する、二三興味....
競馬」より 著者:織田作之助
は一度もなかった。寺田は京都生れで、中学校も京都A中、高等学校も三高、京都帝大の史学科を出ると母校のA中の歴史の教師になったという男にあり勝ちな、小心な律義者《....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
ます。この問題に関連して、今は仏滅後何年であるかを考えて見なければなりません。歴史学者の間ではむずかしい議論もあるらしいのですが、まず常識的に信じられている仏滅....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
それが大きな癌のような形で覗かれたのかもしれない。それであるからして、そういった史学上珍重すべき家系を、遺伝学の見地から見たとすれば、あるいは奇妙な形をした蕈の....
日本脱出記」より 著者:大杉栄
紹介で、一等にいた一人のロシア人の女とも知りあいになった。この女はモスクワ大学の史学科を出て、パリにも留学したことがあり、大ぶ進歩した自由思想の持主で、いつも僕....
後光殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
外にはない」 「と云うと、何を考え付いたのだ?」 「大した事じゃないがね。僕は地史学者じゃないが、一つの骨片を発見したのだよ。それで、骨格の全貌だけでも想像付く....
オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
役ハムレットを演ずる、俳優として出現したのに驚かれるであろう。けれども、彼の中世史学に対する造詣を知るものには、何時か好む戯詩として、斯うした作品が生まれるであ....
バークレーより」より 著者:沖野岩三郎
プファンドの寄付を申し込んだ。そして一人の教授は必ず古典文学を担当し、他の一人は史学を教授することにしてほしいと云った。大学ではその申込を受入れることとした。 ....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
野人かつて「道鏡皇胤論」一編を京大史学会の雑誌史林の誌上で発表した事があった。要は道鏡が天智天皇の皇孫であるとの旧....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
の有名なる「法隆寺中門塔婆金堂非再建論」が、極めて精緻なる研究を以て建築雑誌及び史学雑誌上に発表せられ、また芸術史家を以て任ずる平子尚君の「法隆寺草創考」が、文....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
の必要を説くものすらあらざるがごとし。しかして、わが国にはわが国固有の学問あり。史学、文学、宗教学等これなり。これを愛護しこれを専攻するの方法を設くるは、日本従....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
、ただアーツの科目の下にて論理学、哲学を兼修するに過ぎず。 アーツ科(古文学、歴史学、論理学および哲学、数学、近世語学) 右の諸学を、一年を限りまたは数年にま....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
物語とは歴史物語の意だし、『大鏡』の鏡は支那の『資治通鑑』などの鑑と同じく、支那史学の立場から見た歴史の意味を持っている。とにかくに物語の主軸は歴史だったので、....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
つけていたロランのために彼女は一台のピアノを借りた。昼間ヴァティカンの書庫の中で史学の文献書類を調べる仕事に疲れたロランはほとんど毎夕マルヴィーダの家――その数....
「エタ」名義考」より 著者:喜田貞吉
この同情なき「穢多」という文字使用の初見は、久米邦武先生の「穢多非人の由来」(「史学雑誌」第一巻第十三号)発表以来、普通に学者の間には、南北朝の頃貞治元年の「師....