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「史筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

史筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
は立ちて、三十の後家は立たぬといい、若くて清貞の聞え高く老後汚名を流せし者諸国の史筆を絶たぬは、皆岡崎氏の説通りの訳に基づくらしく、在英中高名のある学者に語ると....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
国策』を襲踏した痕が余りに歴々として『八犬伝』中最も拙陋を極めている。一体馬琴は史筆|椽大を以て称されているが、やはり大まかな荒っぽい軍記物よりは情緒細やかな人....
道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
ら、その事情の外間に漏れなかったに起因するという理由もあろう。ことにこれを伝えた史筆の上にも、確かに忌むところがあって隠した形跡が窺われるのである。したがってそ....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
史には、じつに、庶民史料がないし、また、女性が隠れている。江口や神崎の君たちに、史筆があれほどまでに及んでいたということは、異例な女性待遇といってよい。 「何か....