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史詩
「史詩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
史詩の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、病理的心理の研鑽を疎かにしている。もしそうでなければ、『古代丁抹伝説集』などの
史詩に現われている妖術精神や、その中に、黴毒性|癲癇性の人物などがさかんに例証と....
「ルバイヤート」より 著者:小川亮作
て尊い人の骨と。 53 ジャムシード――詩人フェルドゥシイの集成したイランの国民
史詩『シャーナーメ』に伝わる帝王の名。「ジャムシード」は「日の王」を意味する。 ....
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
家事にその心を尽したが、暇があれば、かねて好める古典や独仏語で書いてある有名な歴
史詩文などを、翻訳することに従事しておった。故に、夫人の手になれる名高き著書もま....
「伸子」より 著者:宮本百合子
いたんでしょう。記録や何かばかり?」 「いいえ!」 佃は、力強く否定した。 「
史詩や物語も沢山あります。――もっとも、ずっと昔、その楔形文字の時代は、王がほか....
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
ルクス学者でないから知らないが、引用している文章―― 「困難は、ギリシャ芸術及び
史詩が或る社会的発達形態と結びついているのを理解することに在るのではない。困難は....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
ら歴史上から見ても、真実のことのように思われる。その証拠には近古史談に次のような
史詩が掲載されてある。 驚倒す暗中銃丸跳るを、野田城上|笛声寒し、誰か知らん七十....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
いた一句が。(芸術に関する)例のギリシア神話のことです。「困難はギリシア芸術及び
史詩(ホーマー)が或る社会的発達形態と結びついていることを理解することにあるので....
「潜航艇「鷹の城」」より 著者:小栗虫太郎
ニーベルンゲン譚詩」は下巻へと移るのである。 しかし、悲壮残忍をきわめたこの大
史詩の大団円を、映画に楽劇に、知られる読者諸君もけっして少なくはないであろう。 ....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
事業や艱難辛苦を、いや、危険をさえも、道楽に好んだ。騎士や恋物語の本を耽読した。
史詩をつくったり、妖術と騎士の冒険の物語をたくさん書きはじめたりした。私たちをあ....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
い人はない。ササン朝時代のペルシアにはフィルドオシー(Firdawsi)のごとき
史詩をもって顕われた人もあるが、回教時代になってからのペルシアの詩人としてオマー....
「ウスナの家」より 著者:マクラウドフィオナ
コノールはレッド・ブランチと名づけられた騎士の一団をつくり――これは主として
史詩にのみ唄われているが、実はアーサア王のラオンド・テーブルの先駆とも云うべきも....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
代にもあてはまるかどうかしらないが、個人にものがれえない死があるから、平家滅亡の
史詩にもやはり今の私たちにつながっている何かはあろう。 方丈記を読み直してみた....