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司会
「司会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
司会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
年前、私がまだ三十三歳の壮年であったときに、海老名《えびな》弾正《だんじょう》君
司会のもとに、箱根山上、蘆の湖の畔《ほとり》においてなしたものであります。その年....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
呼んで、君の後でちょっと一とこと喋舌りたいんだが、と耳打ちした。コロメルはそれを
司会者のたぶん共産党の何とかいう男に通じた。
司会者は僕のそばへ来て、何を喋舌りた....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
ていた。 この場の推移《すいい》を見ていて、どうにもじっとしていられなくなった
司会者が、楽屋からとび出して来て、治明博士の前に進んだ。またもや割れるような満場....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
好いのだが、そこは又左衛門利家そんなナマヌル魂では無い。両者の仲裁仲直りの席に、
司会者の側の顔を大勢並べて両者を威圧するようにするのは卑怯《ひきょう》で、かかる....
「ひこうかばん」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
、それぞれじぶんたちの場所にかえったらいいでしょう。その上で、ぼくが、あらためて
司会をしよう。すこしはかわったものになるだろう。」 「よし、みんなで、さわごうよ....
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
これを象のひく四ツ車にのせ、長いヒモがつけてあって、ひっぱる仕掛けになっている。
司会者が立上って、 「さて、この景品には一つの約束がついております。まずクジをお....
「巴里の唄うたい」より 著者:岡本かの子
例のサン・ドニの門の裏町のキャフェで彼等の集りがあった。ムッシュウ・ドュフランは
司会のはじめにいった。 「どうだ、この不景気に乗るような唄をこしらえて見ては。節....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
らしめるに足る魔力を具備いたしておるのです。即ちかの恐怖にみちたヤミヨセの行事を
司会するものは快天王であります。彼は世良田摩喜太郎の問いに答えて、ああせよ、こう....
「中毒」より 著者:織田作之助
のある雑誌でH・Kという東京の評論家を京都に呼んで、H・Kを囲む座談会をやった。
司会をした仏蘭西文学研究会のT・IはH・Kの旧友だった。二人ともよく飲んだ。話が....
「アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
音楽が響き出すと、全員起立、音楽がすむと直ちに余興が始まる。海軍軍服を着た立派な
司会者が現われて、音吐朗々、プログラム通り少しも休みなく進行する。舞台はいつもよ....
「ジャズ狂時代」より 著者:小野佐世男
れてしまうものか。むしろ不思議ではないか。左から右から面白く飛び出すトニー・谷の
司会で、雪村いづみがクリクリした新鮮な姿で颯爽と現われた時には、早や客席は爆発的....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
がいっさいむだだったわけであります」 そこで、彼は着席した。審理は再びコオクの
司会下に戻った。一揆の共犯者たちの陳述書が読み上げられた。ついに検事総長が、犯人....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
いう、大群衆で、とても中央公会堂に入り切れないほどの聴衆であった。 婦人大会の
司会者はもちろん安治川菊子女史であった。女史は洋装して堂々たる態度をもって処女演....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
、大きな課題があるといわなければならぬと思うのであります。(拍手。場内騒然) 〈
司会〉会場が大へんそうぞうしゅうございまして、お話がききたい方の耳に届かないと思....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
月二日、全国三千の同志を集め、東京の日比谷公会堂で結党大会を開いた。私はこのとき
司会者をつとめたが、会場を見渡すといずれも軍服、軍靴のみすぼらしい格好ながら同じ....