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「各部〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

各部の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
も一日に数回見廻ることもある。夜は疲労して座に堪えなくなる。朝起きては、身の内の各部に疼痛倦怠を覚え、その業に堪え難き思いがするものの、常よりも快美に進む食事を....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
らである。このような物理的関係は容易に了解することができるのである。』 『身体の各部分は一つ一つ特別な遊星に相応していて、たとえば温熱の源たる心臓は太陽に相応し....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
横隊戦術は前に申しましたように専制をその指導精神としたのに対し、散兵戦術は各兵、各部隊に十分な自由を与え、その自主的活動を奨励する自由主義の戦術であります。しか....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
して苦にならぬ。 外食者用食堂とか、銀行とか、配給所が、疎開延期で残っている。各部隊から兵隊さんが出て手伝っている。壊した家屋は、やはり焚木用として隊へ持ちか....
怪星ガン」より 著者:海野十三
眼鏡を使ってみると、はたしてガン人の奇妙な姿がありありと見えることや、こころみに各部屋をまわって、この変調眼鏡でみると、かならずといっていいほどのぞき穴が用意さ....
恐竜島」より 著者:海野十三
材料をむすびつけてある綱をしめなおし、なおその上に、あるものはみんな利用して筏の各部をしばりつけた。 ポチは体が小さいので、いくたびか海の中へ吹きとばされそう....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
だから、さあ怪しい潜水艦隊と渡洋爆撃隊が飛行島へ攻めてきたということが、島内各部へ伝わると、上を下への大騒ぎとなった。灯火管制班が出動して電灯を次から次と消....
映画と音楽」より 著者:伊丹万作
業期間に二百年位はかかるのである。 要するに監督という職業は専門的に完成された各部署を動かしながら映画をこしらえて行くだけの仕事である。 自分で一々オーケス....
私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
に見せて得意になつていた。 似顔をよく似せるために私は松之助の写真について顔の各部を細かく分析して研究したが、彼の眼が普通の人々よりも大きいとは認められなかつ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
り、電流を切るときに生ずる火花から電流が自己感応で、翌日次の様に書いた。「電流の各部分は感応によりて同一の電流の他の部分にも作用し、かつ同一の針金にも、また同一....
」より 著者:犬田卯
わった経験の持主と来ている上に、村の長老株もまた同穴の狢ならざるはなく、学校長、各部落の区長にいたるまで何らかの意味で瘤の息がかかるか、あるいはその弱点を握られ....
妖怪学」より 著者:井上円了
定の時間回復の休息を取らざるべからず。この休息は、すなわち睡眠なり。しかして脳の各部は、醒覚のときの疲労の多少と、眠中の事情の異同とによりて、同時に休息し、同時....
迷信解」より 著者:井上円了
あるいは顔面全体につきて五行の相を定め、相生、相剋の吉凶を論ずるもあり、あるいは各部に五行を配合して、目を木とし、眉を火とし、口を土とし、鼻を金とし、耳を水とし....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
中枢と定め、「仁」を中央の中枢と定めて論ずるに、「伊」および「イ」は脊髄もしくは各部位の神経節にして、「仁」は脳髄なりと想定することを得べし。脳髄は感覚、知覚、....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
佐する指揮機関の整備。 2、命令、報告、通報を迅速的確にする通信連絡機関。 3、各部隊、各兵の独断能力。 3に示す如く、統制では各隊の独断は自由主義時代より更....