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合作
「合作〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
合作の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
るが、更に繰返し実験を続けた末に、この重量変化は単に見掛け上のものであり、実は化
合作用の間に起る温度上昇が緩徐に終熄するためにそうなるのである。という意見に到達....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
まいかと鬼太郎君に相談をかけると、鬼太郎君は引受けた。かねて條野採菊翁と私の三人
合作で書いてみようと云っていた「金鯱」というものがあるので、鬼太郎君は其の筋立て....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
の……以下を貴方の口から吐かせようとしたからです。つまり、詩語には、特に強烈な聯
合作用が現われる――という、ブルードンの仮説を剽竊して、それを、殺人事件の心理試....
「御萩と七種粥」より 著者:河上肇
る筆を執ったのが皮切りで、その後次第に大胆になり、青楓氏と河田博士と私とで山水の
合作を描き、狩野博士がそれへ賛を入れたりなどされたこともある。河田博士は絵専門、....
「火星探険」より 著者:海野十三
は公開されないことを一つの条件として……。 それから半年の後、地球人と火星人の
合作による新宇宙艇の建造はめでたく完成した。この新艇には“太陽の子”という名前が....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
工合だ。超人の作った傑作――いや、それとも違う……魔人の習作だ。いや人間と悪魔の
合作になる曲面体――それも獣欲曲面体……」 「えっ、何の曲面体?」 このとき帆....
「二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
かかったのであった。 彼等戦士の中には、軍人もあれば、国宝的技術者もいた。その
合作によって三十年後の今日彼等はついに一大潜水飛行艦隊を持つことに成功したのであ....
「地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
は、木でこしらえてあった。のぞき窓も、やはり木で、くみたててあった。氷と木材との
合作になる監房であった。 沖島速夫は、このふしぎな監房の中に、押しこめられたの....
「現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
心をとらえた読物であったが、実は正宗菊松の本当の手記ではない。サルトルとツル子の
合作なのである。なぜなら、菊松は、病院に伏して、昏々と眠っていたからである。 ....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
てアロハをきて現れはしないぞ。燕尾服やタキシードをきている。諸君のノスタルジイと
合作して現れてくるのだ。つまり、諸君はすでに彼の共力者(共犯者とは言わん。アロハ....
「推理小説論」より 著者:坂口安吾
どと思わず道楽として斯道に精進されるよう、おすすめしたい。又、推理小説に限って、
合作する方が名作が生れやすい。一面的な欠点がのぞかれ、多角的に観察され構成されて....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
門では、例えば絵や彫刻の場合、或は音楽の作曲とか演奏とか、殊に文学の作品に於ける
合作という場合には、二人の間に全く一致した見解と助け合う気持がなければ、できない....
「妖怪学」より 著者:井上円了
理由を考うるに、そもそも人は身心の両部より成り、その動作、一つとしてこの両部の結
合作用にあらざるはなし。諸病諸患もまた、この二者の関係より起こる。身部より起こる....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
断わり――新作「悪源太」――不入の間――新作「上杉謙信」 自作初演の思い出 三人
合作の二番目――藪入り連中を相手の芝居――座附作者の態度――仕切場で執筆――初陣....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
さんや鏑木清方さんなどは今でも贔屓にしておられるそうで、鏡花の句、清方の絵、両氏
合作の暖簾が室内屋台の上に吊るされている。 川鉄の鳥は大分久しく食べに行ったこ....