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合目的性
「合目的性〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
合目的性の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
っ先に口を切った。
「しかし、科学を信用しないって、どういうものですかね。自然の
合目的性を認めることが神を認める唯一の方法だと発見したのは、科学の何よりの信用し....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
の内容をなすものは何か。それはわれらの生命の本然的要求である。価値は要求に対する
合目的性である。道徳的判断が一の価値判断である以上、それが要求を予想してることは....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
的文学批評や慷慨の意気の代表者を生むとともに、他の一方には、そのような俗情に立つ
合目的性の文学に反抗するロマンティック思想と、擡頭しつつある自然主義の傾向とのわ....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
vermo:gen〕)とに現われる。有機体はこの二つの性質によって示されるような
合目的性を、而も機械のような静的テレオロギーではなくて動的目的論を、有っている。....
「カントと現代の科学」より 著者:戸坂潤
し勿論之は生物の目的論的考察の対象とはならない。第二に考えられるものを私は「仮の
合目的性」と呼び得るであろう。即ち有機的な組織は常にある一定の結果を現実するよう....
「スポーツの美的要素」より 著者:中井正一
極大の効果をあげるべく、筋肉繊維の運動的構成の目的化は、動植物のモルフェにおける
合目的性でもある。それは働けるヴェゲテジーレン(植物化)である。それは浪漫派とは....