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同一律
「同一律〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同一律の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
がためには知らねばならず、知るがためには愛しなければならない。われらはひっきょう
同一律の外に出ることはできない。花のみよく花の心を知る。花の真相を知る植物学者は....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
くフランスの唯物論にも共通な一つの論理機構に他ならない。矛盾律、その裏をかえせば
同一律だが、この矛盾律を思考の最後の又は殆んど唯一の根拠とし、思想の枢軸とするこ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
それが自己独立を自分で証明する外見を示すのを忘れないという点にある。形式論理学の
同一律こそその証拠である。AはAである、即ち他の何物にも依ることなくして、AはA....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
段階に固執する場合に、初めてこの形式論理の立場は弁証法の立場に対立するのである。
同一律や矛盾律は夫自身少しも形式論理のものではない。夫は正に弁証法の一契機に他な....
「辞典」より 著者:戸坂潤
のひたすらの区別と対立とを、無条件に絶対的に墨守する建前を持っているのであって、
同一律(AはAである)、矛盾律(Aは非Aに非ず)、排中律(AはBか又は非Bであっ....