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同士
「同士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同士の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大導寺信輔の半生」より 著者:芥川竜之介
訳を見つけ、歓喜して読んだことを覚えている。が、「教育上の責任」は常に彼等と人間
同士の親しみを交える妨害をした。それは彼等の好意を得ることにも何か彼等の権力に媚....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
織女《けんぎゅうしょくじょ》はあの中に見出す事は出来ません。あそこに歌われた恋人
同士は飽《あ》くまでも彦星《ひこぼし》と棚機津女《たなばたつめ》とです。彼等の枕....
「二人小町」より 著者:芥川竜之介
(軽蔑するように)お互《たがい》に女ではありませんか?
使 なるほど、美しい
同士でしたっけ。
小町 あら、お世辞《せじ》などはおよしなさい。
使 お世辞....
「葱」より 著者:芥川竜之介
つて》男と二人で遊びに出かけた覚えなどはない。だから明日の晩田中君と、世間の恋人
同士のように、つれ立って夜の曲馬《きょくば》を見に行く事を考えると、今更のように....
「少年」より 著者:芥川竜之介
い。コオランと共に剣を執《と》ったマホメット教の伝道はまだしも剣を執った所に人間
同士の尊敬なり情熱なりを示している。が、クリスト教の伝道は全然相手を尊重しない。....
「或る女」より 著者:有島武郎
る、そう夫人を思わせる事があるらしかった。食堂の卓をはさんで向かい合う夫妻が他人
同士のような顔をして互い互いにぬすみ見をするのを葉子がすばやく見て取った事なども....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
。めの字、何か甘いものが好なんだろう。」 「いずれ、何か隠喰さ、盗人上戸なら味方
同士だ。」 「へへ、その通り、隠喰いにゃ隠喰いだが、喰ったものがね、」 「何だ、....
「追憶」より 著者:芥川竜之介
ダさんの影響だった。 ヒサイダさんは五、六年前に突然僕を訪問した。僕が彼と大人
同士の社会主義論をしたのはこの時だけである。(彼はそれから何か月もたたずに天城山....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
英国は制海権を確保してヨーロッパから植民地に行く道を独占し、更にヨーロッパの強国
同士を絶えず喧嘩させて、自分の安全性を高めて世界を支配していたのです。 ところ....
「世界怪談名作集」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
力強いものがあろうか。」 ラザルスは黙って二人を見た。その以来、この二人の恋人
同士は互いに愛し合っていながらも、かれらの心はおのずから楽しまず、さながら荒れ果....
「伊勢之巻」より 著者:泉鏡花
中が、見えなくなるが疾いか、ものをいうよりはまず唇の戦くまで、不義ではあるが思う
同士。目を見交したばかりで、かねて算した通り、一先ず姿を隠したが、心の闇より暗か....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
果になってあらわれるかと、手ぐすねひいて、待っているのです。もうずいぶんお客さま
同士の話がはずむだけはずんでいました。そういう話のなかには、中世紀時代の話もでま....
「野のはくちょう」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
リーザは、おにいさまたちのことを夢にみました。みんなはまだむかしのとおりのこども
同士で、金のせきばんの上にダイヤモンドの石筆で字をかいたり、王国の半分もねうちの....
「活人形」より 著者:泉鏡花
嘩 みるめ、かぐはな 無理 強迫 走馬燈 血の痕 火に入る虫 ※呀!
同士討 虐殺 二重の壁 赤城様――得三様 旭 雲の峰は崩れて遠山の麓に....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
うのであります。(拍手) そればかりではない。この基地を拡大するために、日本人
同士が血を流し合う、たとえば立川飛行場は、現在アメリカの基地になっておる、このア....