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同好
「同好〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同好の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浜菊」より 著者:伊藤左千夫
居ると聞いてる。こんな調子で土地の者とも交際して居るのかしらなど考える。百里遠来
同好の友を訪ねて、早く退屈を感じたる予は、余りの手持無沙汰に、袂《たもと》を探っ....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
い絵馬や珍らしい絵馬をあつめることを一種の趣味とする人々も少なくなかった。時には
同好者が会合して、めいめいの所蔵品を見せ合うこともあった。そうなると、そのあいだ....
「蠅」より 著者:海野十三
うまいと心|懸けた。果してそれは大成功だった。会主の狭い頭脳から出るものよりも、
同好者の天才的頭脳を沢山に借りあつめることが、いかに素晴らしい映画を後から後へと....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
年の成績はよかった。昨年の出来もよかった。 わたしの家ばかりでなく、ここらには
同好の人々が多いとみえて、所々に糸瓜を栽えている。棚を作っているのもあり、あるい....
「黒百合」より 著者:泉鏡花
手巾の白いので口の辺をちょいと拭いた。 「うむ、おりゃ、近頃博愛主義になってな、
同好の士には皆見せてやる事にした。あえてこの慰を独擅にせんのじゃで、到る処俺が例....
「虫喰い算大会」より 著者:海野十三
多くの新しい問題を探し出したいと思うが、私が二十年で得たものはこれで全部である。
同好の諸氏で御存じならば御恵投を煩わしたい。最後に本書は次ぎの各書を参考としたこ....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
身を処して、未亡人として思うままの享楽も為尽して、晩年は二、三の知名の士の夫人と
同好の仲間を作って、観劇に老を忘れていた。世間のことなら何もかも知りぬいていなが....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
。」 手を取りました。 「私も消えとうございますわ。」というのです。 ――(
同好の怪談は、ここでお冬さんが幽霊になって消えるのか、と筆者はまた思った、が、そ....
「我家の園芸」より 著者:岡本綺堂
その年の成績はよかった。昨年の出来もよかった。 私の家ばかりでなく、ここらには
同好の人々が多いとみえて、所々に糸瓜を栽えている。棚を作っているのもあり、あるい....
「雪の一日」より 著者:岡本綺堂
い出した。 T氏は信州の日本アルプスに近い某村の小学校教員を勤めていて、土地の
同好者をあつめて俳句会を組織しているので、私の所へもときどきに俳句の選をたのみに....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
ら採訪せられたる資料について、不日高見を寄せらるべく承諾せられた。願わくば各地の
同好者諸君、この機会をもって続々見聞せられたところを御報告くだされたい。これが説....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
やがて自分も罰せられなければなりません。 くれぐれも好き嫌いは自分および自分と
同好同志の間柄だけに止めて置き、それによって天下の調和を乱さぬことです。 試合....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
「特殊部落研究号」は何が為に発刊せらるるか。余輩がさきに
同好諸氏に向って、我が特殊民に関する報告を求むべく送致せる依頼書は、ほぼその趣意....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
することとした。これまた既に読者諸君の御注意に上った事と信ずる。願わくは熱心なる
同好諸君、余輩のこの挙に賛して、ますます各地における各種特殊民の過去現在の状況に....
「早稲田神楽坂」より 著者:加能作次郎
者等の異常な感激と昂奮とは別としても、私自身も一度は舞台に立とうかなどと考えて、
同好同志の数氏と毎日その清風亭に集まり、島村先生や須磨子について脚本の朗読を試み....