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同窓会
「同窓会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
同窓会の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
大正12・11「随筆」) 昔の小学生より 十月二十三日、きょうは麹町尋常小学校
同窓会の日である。どこの小学校にも
同窓会はある。ここにも勿論
同窓会を有していたの....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
のある高等学校の出身で、尤も同級と云う程ではなく、神戸氏の方が先輩なのだが、在京
同窓会などで、時々顔を合して、二人は満更知らぬ仲ではなかったのだ。 それを聞き....
「愛と美について」より 著者:太宰治
けて要領よく、いまは文部省の、立派な地位にいて、ときどき博士も、その、あいつと、
同窓会などで顔を合せることがございまして、そのたびごとに、あいつは、博士を無用に....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
八の女生徒の集団にのみ聞かれる笑声であった。 やはりどこかの女学校の第何回卒業
同窓会であろうと思われた。同窓の顔が寄り合った機会に彼女たちの十余年昔の笑いが復....
「縮図」より 著者:徳田秋声
歩いている若い娘を見ると、加世子のことが思い出されて、暗い気持になるのだったが、
同窓会の帰りらしい娘たちが、嬉しそうに派手な着物を着て、横町のしる粉屋などへぞろ....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
る次の間の鏡台の櫛取り出して、千鶴子は手柔らかにすき始めぬ。 「そうそう、昨日の
同窓会――案内状が来たでしょう――はおもしろかってよ。みんながよろしくッて、ね。....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
度胸が据わってきたのであろう。 ――女流探偵作家|梅ヶ枝十四子は、先日女学校の
同窓会に招ばれていって、一本の福引を引かされた。それを開いてみると、沂水流の達筆....
「大阪発見」より 著者:織田作之助
とは大阪の御寮人さん達の息抜き場所であったが、いまは大阪の近代娘がまるで女学校の
同窓会をひらいたように、はでに詰め掛けている。デパートの退け刻などは疲れたからだ....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
いうことになります。そうするとその通知を広げてみるわけであります。どこそこで国の
同窓会がある。会費は三円也。三円、すこし高いな、自分の学費がどういうようにして出....
「地上」より 著者:島田清次郎
か。 「平一郎さん」と彼女は熱情的に昂奮して来たらしかった。「あなた、あの去年の
同窓会のあの時のことを覚えていて下さって? わたし、あれからも時々学校へ行って控....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
たろうが、一介のサラリーマンのところへ嫁にいってしまった。今でも子供をおんぶして
同窓会に顔を出す。 秋田露子は北海道大学の理学博士の奥さんにもらわれて、子供が....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
月末のことでした。九月も半過ぎでしたろうか、官邸へお移りになった石本夫人が幹事の
同窓会があって、私は始めて官邸というものに這入りました。いつもより人も大勢集って....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
白い奴をかいて御覧なさらないか。そうして『朝日新聞』へ出しませんか。 今度の「
同窓会」は駄目ですね、あれは駄目ですよ。あなたを目するに作家を以てするから無暗に....
「眼鏡」より 著者:織田作之助
ら、あたしその約束を裏切ったのが辛くて、呼べなかったのよ。顔を合わすのが怖くて、
同窓会ほも行けなかった――それが悲しかったのよ。でももういいわ。この女だってもう....
「西航日録」より 著者:井上円了
して世間に公にすることは、最初より期せしところにあらず。しかるに、このごろ哲学館
同窓会諸氏、強いてこれを印刷せんことをもとめらる。余、ついにその請いをいれて、こ....