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名宝
「名宝〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名宝の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
。 「ご心痛のほど、よくわかりました。事実はどうありましょうと、上さまご秘蔵のご
名宝が紛失いたしたとあっては捨ておかれませぬゆえ、いかにもお力となりましょう」 ....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
内藤家の古島雛に、小笠原大膳様の源氏雛、それに加賀百万石の光琳雛は、たしか天下三
名宝のはず、してみると、十中八、九まず――」 「盗難じゃとおっしゃるのでおじゃり....
「試験管」より 著者:寺田寅彦
方法の中でも濃淡式でない曲線式のを使えばこれはきわめて容易である。まず試みに各社
名宝のスターの「横顔の音」でも聞かせたらどうであろう。 七 においの追....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
の存在に、特別の使命が課せられていると見るのが至当だ。太閤の大坂城から奪って来た
名宝という
名宝は、たいてい江戸までは持って行かないで、この尾張名古屋の城に置き残....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、関守氏は疾《と》うに打算しているのみならず、その知識の限りでは、ドコにどういう
名宝名品があって、それは買収が可能か不能かということまで、相当、当りをつけている....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
部に絵が描いて色彩も麗わしく時価も非常に高いものがある。一枚が万金以上に価する。
名宝展に久邇宮家の所蔵品が出されておりました。藤田男爵にも一枚、美術学校にも一葉....
「八の字づくし」より 著者:古川緑波
ビフテキも、結構である。東京へ出したって、立派だ。 八百文という店を御存知か?
名宝前の小さな、古風な洋食屋だが、ここのタンシチュウは、実にいい。量も、たっぷり....
「三国志」より 著者:吉川英治
の物語る由来に聞き恍れていた。 そしてひそかに、思うらく、 (どうして、こんな
名宝が、おれの掌に授かったのだろうか?) なにか恐ろしい気持さえした。 程普....