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名菓
「名菓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
名菓の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
本と支那のほかにないらしい。件《くだん》のバオバブ一名猴の麪包の木はマレー群島の
名菓ジュリアンと同じく、わが邦の梧桐《ごどう》の類に近きボムバ科に属し、アフリカ....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
かを歩いていた。スミルナの無花果、ボスラーの棗椰子、エスコールの葡萄――。近東の
名菓がたわわに実っているところは、魔宮か、魅惑の園のよう。そこへ、日時計のついた....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
然みて実に気に入り、光琳のように装飾のための装飾、図面の固定化、様式化しすぎた大
名菓子のような死んだところがなく、力づよく清新、男らしい構成力があって、つやがあ....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
思います。 ついでですから輪島の名産として記しますが、この町の「ゆべし」は真に
名菓と呼んでよいでありましょう。「ゆべし」と名附くるものは各地にありますが、ここ....