名親[語句情報] » 名親

「名親〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

名親の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
戦災無縁墓の現状が毎日新聞にのっている。 雨に汚れた白木の短い墓標の林立。「無名親子の墓」「娘十四、五歳、新しき浴衣を着す」「深川区毛利町方面殉死者」などと記....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
お前達二人の丹誠で命を助けたのだから二助としろと云わしゃった、何がさて名主様が命名親だんべい、サア村の者が可愛がるめいことか、外へでも抱いて出ると、手から手渡し....
「ソヴェト文壇の現状」より 著者:宮本百合子
ロレタリア文学のこういう形態を、今日各国で、報告文学と呼んでいる。しかし、その命名親は、範疇ずきのドイツ人だ。本家のソヴェトでは、どんな名もつけてはいない。 ....
「錦木」より 著者:宮本百合子
中すべての男よりも勝った美くしさとやさしい思をこの胸にたたんで居る弟君は誰もその名親のつけた名を云うものはなくてこの頃噂にたかい物語の主人公の名をそのまま呼んで....
「葛の葉狐」より 著者:楠山正雄
。天子さまも阿倍の仲麻呂の子孫だということをお聞きになって、およろこびになり、保名親子の願いをお聞き届けになりました。そこで童子はからすに聞いたとおり占いを立て....
「新学期行進曲」より 著者:海野十三
は道夫を喜ばせ、且つ愉快に勉強させてやろうと思って、これを買って来たんだ。これ一名親心のレコードという。道夫、さあ、かけてごらん。「算術の歌」というラベルの方だ....
「奥の海」より 著者:久生十蘭
から離れ落ちるように、自然に知嘉姫との縁がまとまった。 御菜《ごさい》の油屋が名親になって、ちかという凡下の娘に成り変り、至極無造作に金十郎の長屋におさまった....