后町[語句情報] » 后町

「后町〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

后町の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
私本太平記」より 著者:吉川英治
うである。浴後の御髪やおん衣の奉仕に侍いていた女官のひとりが、 「はい」 と、后町の方へ、スリ足を早めて行った。 后町とは、女官たちのいわゆる御所ことばで、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
次の日、家臣に命じて、倉の内から、女の欲しがりそうな物を種々取り出させて、宮中の后町で開かれる“女御ノ市”みたいに、通用門の内に棚をならべて彼女らを待ちうけてい....
私本太平記」より 著者:吉川英治
えられていた所の一切の御物――また昼の御座の“日の簡”、おん仏間の五大尊の御像、后町のきらびやかな御簾ごとの調度なども――すべてそのままお立退きのほかなかった。....