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「后腹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

后腹の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
になる新しい中宮のお供を源氏の君もした。后と一口に申し上げても、この方の御身分は后腹の内親王であった。全《まった》い宝玉のように輝やくお后と見られたのである。そ....
源氏物語」より 著者:紫式部
と思われる。 そのころ前代の加茂《かも》の斎院《さいいん》がおやめになって皇太后腹の院の女三の宮が新しく斎院に定まった。院も太后もことに愛しておいでになった内....
源氏物語」より 著者:紫式部
会を願っていた。賭弓の席には皇子がたの御元服あそばしたのは皆出ておいでになった。后腹の宮は皆|気高くお美しい中にも、風流男の名を取っておいでになる兵部卿の宮はや....
源氏物語」より 著者:紫式部
う。恋しくてならぬ人ででもあればともかくもであるがと否定のされる心でまた、これが后腹の姫君であれば、そうも思わないであろうがと考える中納言はおそれおおくもあまり....
源氏物語」より 著者:紫式部
はかえって残り多さも出て苦しんだ。自分の母宮もこの姫宮に劣る御身分ではない、ただ后腹というわずかな違いがあっただけで朱雀院の帝の御待遇も、当帝の一品の宮を尊重あ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
子の命で来たものだろう。――とすれば、彼が連れて来た女性というのも、あるいは、准后腹心の局のひとりかも知れぬ。 「目をつぶろう……」 義貞は自我をなだめた。准....