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「否決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

否決の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「法窓夜話」より 著者:穂積陳重
定を発議せんと欲する者は、頸に一条の縄を懸けて議会に臨むべし。もしその議案にして否決せられたるときは、発議者は直ちにその縄をもって絞殺の刑に処せらるべきものなり....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
同意見で、放校はともかくもとして、この論文を卒業論文としてパスさせる事だけは即決否決という形勢になりました。するとその時に、当時の最年少者として席末に控えておら....
「参政取のけは当然」より 著者:宮本百合子
法制会が、婦人参政権の問題を否決したのは、さまで意外なことではありません。何にしろ日本は、やっと普通選挙が実....
「女性の歴史の七十四年」より 著者:宮本百合子
の対策に腐心したと記録されている。政友民政両党から出された婦人公民権案は、ついに否決されたのであった。 ところが五年の議会ではまたこの公民権がもりかえされて、....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
とは、すぐその翌日、新賀と梅本とによって校友会の委員会に持ち出されたが、わけなく否決された。ストライキ派が、それを撤回されてはストライキの口実がなくなると思って....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
ころである。政宗の考えでは、意地のわるい狸オヤジのことだから、たぶん第一候補地を否決するだろうと思い、第二候補の仙台青葉山を第一候補にあげて築城を願いでたら、意....
「九条武子」より 著者:長谷川時雨
しても、堪えられないことに思われるのでした。―― おお！ まあ、そんなことで否決して、会議は幾度も繰りかえされたのだ。 「明如《みょうにょ》様（光尊師）が....
「好日」より 著者:三好十郎
なっちゃったもんで……経営的にやむを得ない理由が有りましてね、どうも、二本立てが否決されちまったんです。……そんなわけで、今更になって甚だ申しわけがありませんが....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
を聞くまで、この都市を防備して踏みとどまろうという意見を出した。作戦会議でこれが否決されると、ではスペインの奥地へ進軍するのはどうかと提議した。それもまた賛成さ....
「黒田清隆の方針」より 著者:服部之総
ドミンゴ島の合併条約も、ハワイとの関税協定もその線上にあった。国会はこの二条約を否決し、アラスカの買収も今後はもう領土買収をしないという条件付で承認したが、この....
「上海」より 著者:横光利一
て重役会議にまで馳け上った縦断面を、頭に描いた。工人たちの要求は、その重役会議で否決された。外部の総工会が活動した。その指令のままに動く工人たちの操業は、停止さ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
責任者だ。野党慣れした私が当時の野党であった自由党に対抗、法案通過や、不信任案の否決に努力したり、とかく勝手の違った感じで苦労した。西尾官房長官に不信任案が出た....
「三国志」より 著者:吉川英治
でに敗戦の策だ。おもしろくない」 と、いつもに似げない名言を吐いて、鄭度の策を否決した。 するとそこへ、法正から正式の書簡が来た。書中には、大勢を説いて、い....
「釜沢行」より 著者:木暮理太郎
も思えぬ。是に於てか流石の田部君も、後者は四日の旅には余り大袈裟であるというので否決し、先ず荒川を下ることに極めて置いて、若し西沢の遡行がむずかしい場合には釜沢....